放浪記2000回

ロミママ

2009年05月09日 23:15

  きょうはNHKで、
  森光子さん関係の番組が
  2本ありました。

  期待した夜8時からの生放送は
  ちょっとゲストが多すぎ、
  午前の番組の方が良かった!



  「アーカイブス 女優 森光子さん 
   放浪記2000回公演目前」


  48年間の記録を、
  森さん自身の人生と重ね合わせて振り返るという内容でした。

  初演が1961年ですが、
  一度病気のため、「代役」を立てる話が出たと言います。

  せっかく手に入れた主役の座を、
  他の人に渡してなるものかと森さんは思いました。
  また主治医の先生も、
  これで休んだらもっと病状が悪化する。

  ここは舞台に立つことで治りも早い、と判断し、
  森さんは病院から劇場へ通ったそうです。

  主役を張る女優として、また座長としての
   「責任 」と 「執念」を感じます。

  
  「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」
      林芙美子のことばです。

  「花のいのちはみじかけど 楽しきことのみいざ求めん」
     こっちは、私のことばです。


                                     

    2009.5.10
          
      前人未到の記録を達成したあとの森さんの挨拶を、けさの新聞で読みました。

      ある意味「執念」とも思える芝居への情熱は、作者菊田一夫先生と、
      支えてくれた多くのスタッフやファンの人たちに対する「感謝」の気持ちから
      生まれるのではないかと思います。

      「もっと豊かな表現のできる女優になりたいです。」ということばを読んで、
      来年もまた私は、進化し続ける森さんの「放浪記」を見に行こうと思っています。
 

      
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