ばかものよ
どうしようもなく
落ち込んだ時、
自分自身を奮い立たせる
ことばです。
世の中の
大きな悲しみの前では、
私の悩みなど
あまりにもちっぽけで
取るに足らない。
流されまいとして
踏ん張るより、
時には
流れに身を任せる方が
ラクだったりもする。
人にやさしくしてほしいと望みながら、
人のために祈りたいと思いながら、
人にやさしくできない自分は、なんて冷たくて勝手なのだろう。
一人暮らしはのん気でいいわね、と友達からは羨ましがられる。
一人暮らしでのん気すぎるのよ、と時々母には注意される。
好きだったＴＶドラマも、別に見なくても平気になってきた。
読みかけの本があるのに、また別の本を買ってしまう。
映画を見て大いに感動することはあるが、
「断捨離」 の本を何冊読んでも、私の人生は変わらない。
夜、お風呂からあがって、ガサガサしているかかとに
ていねいにクリームをすり込む。
人にダメ出しばかりでイライラが増える。
ばかものよ！ 自分のココロまで、カサカサさせるな。
（その、茨木のり子さんの詩は、 こちら です。）
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