2008年12月31日

100万回のありがとう

 ☆ 拝啓 緒形 拳様 

 おととい、NHKで「プラネット・アース」を見ました。
 緒形さんはいつも、大きな森へ初めてカブトムシを取りに行く
 少年のような目をしていましたね。

 高い山の上から海の底まで、見て、聞いて、触って、感じて
 自然の不思議さと美しさ、そして生き物に対する愛おしさを
 緒形さん自身のことばとスケッチで、私たちに伝えてくれました。

 またきょうは、「ミラーを拭いた男」を見ました。

 定年間近に事故を起し、黙って会社を辞めた男は
 町中のカーブミラーを拭き始める。
 やがて自転車で、全国のカーブミラーを拭く旅に出る。
 しかしテレビ局に追われ、思わぬ展開になっていく。
    

    主人公はほとんどしゃべらない。ただひたすらミラーを拭き続ける。
    つまり緒形さんは表情だけで、頑固だけれど気の弱そうな、人の良さそうな男を
    演じていました。
    
    今、緒形さんは、草原を渡る風になり、砂漠の砂になり、深い海の底を漂い、
    高い岩の上に座り、あるいは、蝶のようにオーロラの光の中を舞っているのでしょうか?

    2008年の終わりに、
    100万粒の涙と100万回のありがとうを、緒形拳さんに捧げます。
  

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Posted by ロミママ at 20:51Comments(2)映画/TV/本

2008年12月28日

浴室暖房乾燥機

 一日のうちで一番リラックスできるのは、face05夜のお風呂の時間。

 1坪タイプの浴室を、お気に入りのアロマやハーブの香りでいっぱいにして、
 少しくらいの風邪でも、お腹が痛い時も、ゆったりつかれば不思議と治った。
 
 ある冬の寒い日、新聞で
 「一人暮らしのお年寄りは、
  温度差の激しい浴室で亡くなることが多い」

 という記事を読んだ。

 まだそんな歳ではないが、
 いくらお風呂好きでもそれだけは避けたい。
 そう思って買ったのが、
     ガスの「浴室暖房乾燥機」icon12
 
 室外機を含め、締めて20万円・・・は、ちと痛かったけどface10

 取り付けの日、ワクワクしながらお風呂場で使い方の説明を受けたら
 そこで初めて「フィルターを1週間に1回はきれいにして水抜きもして下さい」と言われた。

     うえーーっ!? face08そ、そんなに、メンドーくさいのっ?
 
 フィルター掃除のたびにいちいち三脚を立て、またそれを片付けて・・・を繰り返すワケ?

 icon04でも、最初の冬は喜んで使った。
 入る前にタイマーで、浴室のドアを開け、脱衣所とトイレもある洗面所の方まで暖めて。

 フィルター掃除も水抜きもしないまま、2年目の冬。
 何回目かでリモコンが動かなくなった。えーと、説明書は?・・・・ん?出てこないっ!

 乾電池は普段あまり見かけない小さいタイプだ。買い置きなんかないよ。

 放ったまま、あれから4年も過ぎた。
 今は楽しみのお風呂の時間になると、なぜかinuロミオが2階から吠える。
 何が気に入らないんだか大声で 吠えて、吠えて、吠えて・・・・icon14 

     icon08うっるさーーいっ!外へ出しちゃうぞーっ!icon09

 こうなると、浴室暖房乾燥機どころではない。ロミオの吠えグセが直らず、
 もはやお風呂の時間はすっかり 「一番のストレスタイム」になってしまったface10icon10icon10


  


Posted by ロミママ at 14:40Comments(0)健康/美容

2008年12月27日

チャロとドレッド

 ああ、ドレッド・・・・・

 アニメを見てicon11涙が止まらなくなったのは
 「フランダースの犬」・・・以来。

 ああ、ドレッド、初めてチャロと会った時
 「今夜だけだぞ」と言いながら
 疲れてくたくたになったチャロを口にくわえ
 ねぐらに連れて帰ったね。

 icon12摩天楼の明かりicon12がやさしく揺れて見え、
 チャロはあなたにくわえられながら、安心して
 ぐっすり眠ることができた。

 その日からチャロもドレッドも、ニューヨークの
 片隅で体を寄せ合い、互いに支え合いながら
 懸命に生きてきた。

    チャロは希望を捨てず、ドレッドはそんなチャロからicon06愛と勇気を学んだ。
    時には兄のような、また父親のような、そしてチャロが一番信頼する友達だった。

    だからドレッドは最後に微笑みながら Thank you, Charo ! と言ったんだね。

    ありがとう、ドレッド。あなたとの出会いと別れが、きっとチャロを大人にしてくれる。 
    あなたの魂はこれからもinuチャロを守ってくれる。・・・・・私はそう信じています。 
  


Posted by ロミママ at 18:03Comments(0)映画/TV/本

2008年12月26日

フルスイング

 この23、24、25日の3夜連続で、NHKドラマ「フルスイング」の再放送を見ました。
 私は今年の1~2月に土曜ドラマとして放送された時も、全6回を見ています。

 プロ野球界で35年。
 「伝説の打撃コーチ」と呼ばれた
 高畠導宏さん。
 

 教え子の中には
 イチローも落合も田口もいます。

 その彼が59歳で私立高校の先生になり
 今度は生徒や先生たちとの真っ向勝負。

  真正面から相手と向き合い、手を握り、肩をたたき、共に悩み、共に笑い、共に戦い
  多くの選手を育て、多くの生徒に慕われました。

  相手の個性を尊重し、秘められた本当の実力を引き出し、あきらめるなと教えます。
 
  いつも選手を信じ、生徒を信じ、全力で夢実現の手助けをする。
  高畠さんは選手や生徒たちのicon12「夢の応援団長」icon12だったのです。

    しかし、すい臓がんに侵され
    1年間受持った生徒を卒業させ、すぐに入院。
    そのわずか5ヵ月後に亡くなりました。

    ドラマの中では、役名が「高林先生」に変り、
    高橋克実が、まるで魂が乗り移ったかのように
    見事に演じていました。
    特に、まっすぐな目が良かった!!

       原作本は講談社から。  ¥1785
       甲子園への遺言」  著者:門田隆将   
  


Posted by ロミママ at 12:50Comments(2)映画/TV/本

2008年12月24日

イヴはロミオを抱きしめて

   チキンもワインも
   ケーキもいらない。

   イヴはロミオを抱きしめて、
   窓から星空眺めよう。

   大きくなったね、ロミオ。
   おりこうさんだね、ロミオ。

   お母さんの声、聞こえてる?
   においでちゃんと分かってる?
   
   黒い瞳も、濡れた鼻も
   この重さも忘れないから。

   イヴはロミオを抱きしめて、
   二人いっしょの夢見よう。


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Posted by ロミママ at 18:02Comments(4)愛犬ロミオ