エルファロの女将さんと
私の 「女川レポート」 も
きょうで終わりになります。
スペインタイル工房で
楽しい時間を過ごしたあとは、
近くのお店で、
あの 「うにラーメン」 をいただき、
その日は早めに
エルファロさんに戻りました。
フロントで夕食を頼んで、
しばらく部屋でくつろぐ。
予約の7時にレストランへ行くと、
他のお客さんはみんな町に出て食事をしているらしく、
あら、まー、私ひとりだけでした。
こんな大きい
ホタテ!!
お刺身。
焼き魚。
カキフライ。
好きなもの
ばかり!
一人じゃなきゃ
ビール飲んだかも!
いちばん
美味しかったのは、
肉厚で脂がのっている
「焼き魚」 でした。
ヽ(^o^)丿
そして、このお膳を運んで下さったきれいな方が、
トレーラーハウス・エルファロさんの 女将さん、
佐々木里子さんだったのです。
食後のコーヒータイム。
「お手紙いただいてました。 みんなで読みましたよ。」
速達で 「祈りの海-希望のあしたへ-」 の詩を送っておいたので、
目を通してもらっただけでも嬉しい、と思いました。
そのあと、女将さんから当時のお話を伺いました。
津波で旅館とご両親が流されてしまったことは知っていましたが、
ビックリしました。
わずか2週間で、新しい家を買うことを決めたと言うのです!!
「子供たちを転校させたくなかったので。」
女将さんは、小学生から高校生まで4人の子供のお母さんです。
「震災で良かったことは、子供たちとの時間が持てたこと。」
なんてスゴイ人だろうと思いました。
12月28日の 「エルファロ開村式」 では、
「被災地で苦しんでいる人たちを、灯台のように照らしていきたい。」
・・・ と涙ながらに挨拶されました。
それを見た私は、遠くからエールを送ってあげたいと思って
「祈りの海」 の詩を書いたのです。
♪~ 光の 道しるべ いのちを 照らして
ここは特に、エルファロさんを意識して。
でも、私のそんな歌など、 全く必要なかった!
励ましたいとか、勇気づけたいとか、何かしてあげたい、というのは、
被災者の方に対して、どこかで 「上から目線」 だったかもしれない。
はっとしました。 恥ずかしくて歌うどころではありません。
「良かったら、またぜひ来てください。
あれから、またこんなに元気になったのですね、って
皆さんに必ず言ってもらえるように、私たちさらに頑張ります。」
とても華奢な体なのに、どこにそんな強さがあるのでしょう。
それは、私が町で会った女性の方に、共通して感じた部分です。
「こちらの女性は、皆さんとてもたくましいんですね。」
女将さんは、少し微笑んで答えました。
「女川の女性は、海の男たちを支えていますから。」 (*^^)v
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