エルファロの女将さんと

ロミママ

2013年02月19日 21:27

   私の 「女川レポート」 も
  きょうで終わりになります。

  スペインタイル工房で
  楽しい時間を過ごしたあとは、
  近くのお店で、
  あの 「うにラーメン」 をいただき、   
  その日は早めに
  エルファロさんに戻りました。

  フロントで夕食を頼んで、
  しばらく部屋でくつろぐ。



  予約の7時にレストランへ行くと、
  他のお客さんはみんな町に出て食事をしているらしく、
   あら、まー、私ひとりだけでした。 


  こんな大きい
  ホタテ!!

  お刺身。 
  焼き魚。 
  カキフライ。 

  好きなもの
  ばかり!
  


  



   

  一人じゃなきゃ
  ビール飲んだかも!

  いちばん
  美味しかったのは、
  肉厚で脂がのっている
  「焼き魚」 でした。

     ヽ(^o^)丿
 



  そして、このお膳を運んで下さったきれいな方が、
  トレーラーハウス・エルファロさんの  女将さん、
  佐々木里子さんだったのです。
   

  食後のコーヒータイム。
  
  「お手紙いただいてました。 みんなで読みましたよ。」

  速達で 「祈りの海-希望のあしたへ-」 の詩を送っておいたので、
  目を通してもらっただけでも嬉しい、と思いました。
  
  そのあと、女将さんから当時のお話を伺いました。

  津波で旅館とご両親が流されてしまったことは知っていましたが、
   ビックリしました。
  わずか2週間で、新しい家を買うことを決めたと言うのです!!

  「子供たちを転校させたくなかったので。」
  女将さんは、小学生から高校生まで4人の子供のお母さんです。

  「震災で良かったことは、子供たちとの時間が持てたこと。」
  なんてスゴイ人だろうと思いました。

    
  12月28日の 「エルファロ開村式」 では、
  「被災地で苦しんでいる人たちを、灯台のように照らしていきたい。」
  ・・・ と涙ながらに挨拶されました。
  それを見た私は、遠くからエールを送ってあげたいと思って
  「祈りの海」 の詩を書いたのです。

   ♪~ 光の 道しるべ いのちを 照らして

  ここは特に、エルファロさんを意識して。
  でも、私のそんな歌など、 全く必要なかった! 

 
  励ましたいとか、勇気づけたいとか、何かしてあげたい、というのは、
  被災者の方に対して、どこかで 「上から目線」 だったかもしれない。
  はっとしました。  恥ずかしくて歌うどころではありません。
  

  「良かったら、またぜひ来てください。 
   あれから、またこんなに元気になったのですね、って
   皆さんに必ず言ってもらえるように、私たちさらに頑張ります。」


  とても華奢な体なのに、どこにそんな強さがあるのでしょう。
  それは、私が町で会った女性の方に、共通して感じた部分です。


  「こちらの女性は、皆さんとてもたくましいんですね。」

  女将さんは、少し微笑んで答えました。  

  「女川の女性は、海の男たちを支えていますから。」  (*^^)v


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