怪しい者ではありません

ロミママ

2013年03月02日 22:39

  3週間前に出かけて行った宮城県女川町。
  実は、もうひとつ話せなかったことがあるんです。

  エルファロさんのお部屋の 
  「タイルのプレート」 がとてもきれいで気に入って、
  それを制作した工房を訪ねて行ったことは、前に書きました。

  そこで、50近くあるお部屋のタイルプレートの中に、
  ひとつだけ  「隠れキャラ」 があることを教えてもらったのです。

  なんだろう? 楽しい! 夕方、暗くなる前に探したい!
  そう思って一つずつ見て回ったのですが、簡単にはいきません。

  フロントに確かめると、直接工房へ問い合わせてくれた様子、
  夕食の後になってから、 「ヒント」 を教えてくれました。

  「ありがとうございます。 明日もう帰るので、朝早く探してみます。」  


  これが最後のチャンスだと思い、私は11日(月)の6時半頃から、
  各トレーラーハウスの入口のプレートをチェックして回りました。


   砂利道をたったっと走り、
   ステップの下から
   よーく観察する。  

   うーん、ここじゃない。 
   これじゃない。 
   分からなーいっ!




   2周した後、
   どこかに
   見落としがあるんだ。 

   もう一度やり直し。

   と、思ったその時、
   突然後ろから
   声が掛かりました。



  
  「何をされているのですか!?」 

   「あ、すみません。 実はきのう工房で、
    ドアのタイルにひとつだけ違うタイプがあると聞きまして ・・・」 

  「こちらにお泊りの方ですか?」 
  

   うっそー! 一昨日、私をチェックインしてくれたじゃん。
   その後、何回も顔を合わせてますけど。  (;一_一) 

   「はい。 101号です。」  

  「お客様のご迷惑になりますので、遠くから眺めるだけにして下さい。」  



  ショックだった。心臓がドキドキし、泣きそうな顔で部屋に戻った。
  帰る間際になって、私は 「怪しい人」 と思われたのだ。

  とたんに、楽しかった3日間が、夢の中の出来事のように思えた。

  
  私は知りたくてたまらないことがあると、もうそれしか見えなくて、
  相手の立場、状況、気持ちなど全く考えずに行動することがある。

  配慮が足りないことで、誤解されたり、時には嫌われたりも。

  朝の早い時間に、
  泊っているトレーラーハウスの部屋の前や外で足音がしたら、
  やはり中にいる人は、何? 誰? と、いい感じはしなかっただろう。

  この場合、フロントの方の判断は正しいのです。  


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