2010年07月23日
遠い夏の日
私が生まれたのは、神社の裏の２軒長屋。
まだ小さかった頃、
夏になると嬉しかった「たらいの行水」。
母は若くてきれいでした。
夜は蚊帳を吊って、その中にもらった
ホタルを放しました。
毎年家族で出かけた海水浴。
普段は仕事きりの父も、この時ばかりは一緒でした。
近所にお屋敷（銀行の頭取さんの家）があって、
「セミを取らせて下さーい！」とお手伝いさんに声をかけ、
広い庭に入らせてもらったこともありました。
うっそうとする木立の奥に、
２匹の猟犬が繋がれていたのを覚えています。
１７歳の夏。
頭を打って、初めての入院。
好きだった人に
冷たくフラれ、
２７歳の夏、軽井沢。 （写真）
恋することがだんだん怖くなった、
３７歳の夏。
それでも
夏が来ればお祭りを楽しみ、
花火大会を追いかけました。
去年の夏。
最愛の
ロミオが、８月の朝、天国に行ってしまいました。
一日中、私を待っててくれたお気に入りのソファーベッド。
痛いほど感じる、ロミオの残したベッドの広さ。
まもなく１年が経ちますが、
ロミオを亡くした悲しみは、どんなことをしても埋められない。
今年もまた、焼けつくような暑い夏。
「お母さん、行っといでよ、花火。」・・・・ロミオの声が聞こえます。
まだ小さかった頃、
夏になると嬉しかった「たらいの行水」。 母は若くてきれいでした。
夜は蚊帳を吊って、その中にもらった
ホタルを放しました。毎年家族で出かけた海水浴。
普段は仕事きりの父も、この時ばかりは一緒でした。
近所にお屋敷（銀行の頭取さんの家）があって、
「セミを取らせて下さーい！」とお手伝いさんに声をかけ、
広い庭に入らせてもらったこともありました。
うっそうとする木立の奥に、２匹の猟犬が繋がれていたのを覚えています。
１７歳の夏。頭を打って、初めての入院。
好きだった人に
冷たくフラれ、２７歳の夏、軽井沢。 （写真）
恋することがだんだん怖くなった、
３７歳の夏。
それでも
夏が来ればお祭りを楽しみ、
花火大会を追いかけました。
去年の夏。
最愛の
ロミオが、８月の朝、天国に行ってしまいました。一日中、私を待っててくれたお気に入りのソファーベッド。
痛いほど感じる、ロミオの残したベッドの広さ。
まもなく１年が経ちますが、
ロミオを亡くした悲しみは、どんなことをしても埋められない。
今年もまた、焼けつくような暑い夏。
「お母さん、行っといでよ、花火。」・・・・ロミオの声が聞こえます。
Posted by ロミママ at 20:00│Comments(0)
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