2012年11月12日

戸田奈津子さんがやって来た!

  風邪薬を飲んでいるから、眠くて眠くてたまりません。
  ミントのガムを噛んでも、コーヒーを飲んでも、まるで効果なし。 

  face04 とろろ~ん。 ぽわわ~ん。 
  帰りのクルマの運転、ちょっと怖かった。  (-_-メ)



戸田奈津子さんがやって来た!  さて、きのうは
  「午前10時の映画祭」 のあと、
  字幕翻訳家
  戸田奈津子さん

  トークショーがありました。

  インタビュアーは、
  おなじみの武田徹さんです。

  好きな 「映画と英語」
  同時にできる仕事。

  戸田さんにとっては、
  それがたまたま
  「映画の字幕翻訳」 という
  フィールドだったのです。

  しかし、もともとが 「男性の社会」 です。 
  清水俊二氏に師事するも、最初の仕事をもらえるまで下積み10年。

  さらに10年かかり、1980年の 「地獄の黙示録」 で、
  やっと名前が知られるようになりました。

  そのあとは、007シリーズ、ハリポタシリーズ、タイタニック、
  スターウォーズ、インディージョーンズ、バックトゥザフューチャー等、
  数々の大作を手がけ、実に1500本以上の実績があります。


  人が映画を見ながら字幕を読めるのは、1秒に3~4文字。
  3秒しゃべっていたら、12~13文字になり、これが字幕1行です。


  話し手が男か女か、時代背景、相手との人間関係等を読み取り、
  戸田さんのことばでは、
  「まるでパズルのピースをはめ込むように」  
  制約された1行の中に、日本語のセリフを押し込んでいく作業、
  それが字幕翻訳の仕事なのです。
  

  まだ、女性に門戸が開かれていなかった時代に、
  女でも男と同等の仕事ができるんだと頑張ってきた
  戸田さんの精神的な強さを、私はやはり尊敬しますね。

  普通なら10年も20年もしがみつかない。 とっくにやめちゃう。

  
  最近、 「字幕」 の読めない若い世代が増えていることは、
  戸田さんも武田さんも嘆いていました。

  彼らには、「日本語吹き替え」 の方がラクでいいんだって。
  今は映画を劇場で見ない。  みんな、DVD借りて、だもん。 


  映画館の暗がりのあのドキドキ。
  なくしたくないなぁ、って思うの、私だけでしょうか。  





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Posted by ロミママ at 20:57│Comments(2)映画/TV/本
この記事へのコメント
映画、そしてトークショーと、昨日はお楽しみがいっぱいな一日だったみたいですね^^
劇場という空間の、あの閉ざされた暗闇の中で一本の作品と対峙するという興奮は、どんなにDVDやBDの技術が進歩しても決して追いつくことの出来ない感覚だとボクは思っています。
長野の映画人口がもっと増えて、劇場を取り巻く状況にもっと活気がでるといいんだけど・・・
Posted by ミロク at 2012年11月12日 23:16
☆ ミロク様 ☆

朝は、自宅から歩いてシネマズへ行きました。

早足で、大股で、頭の中で 「斜め方向!」 と言い聞かせて必死に歩き、
20分かからなかったです。   (*^^)v

戸田奈津子さんは、女性字幕翻訳者の先駆者となった人です。
とても気さくなおばさま、という感じでたよ。

長野の映画館では、
ロキシーさんのスタッフの笑顔と、さりげないサービスが好きです。
Posted by ロミママ at 2012年11月13日 19:38
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