2009年05月28日

宮沢賢治をもう一度

宮沢賢治をもう一度 小学校の授業で学んだ賢治の世界は
 なんだか妙に暗くて、あまり好きではなかった。

 でも、歳をしたせいなのか、映画で「永訣の朝」
 出会ったり、プラネタリウムで「銀河鉄道の夜」
 見てから、もう一度読みたくなった。

 これは20年前に買った、
   講談社発行の icon12「スーパー文庫」。icon12
 

 B5版サイズで425ページで、64編の童話を収録。

 さらに素晴らしいのは、「まえがき」を昭和63年7月、
 当時93歳だった「谷川徹三さん」が書いているのだ。

 その中には、宮沢賢治が亡くなる時の状況がこう記されている。

   賢治は肋膜炎から肺炎を起すが、死ぬ前の晩まで村人の農業の相談に乗っている。
   翌日自分の死期を悟ると、「お経を一千部作って皆に配って欲しい」という遺言を残し、
   オキシフルを浸した脱脂綿で自分の体を拭いて、そのまま息を引き取ったという。


 「雨ニモマケズ」の詩のように、最後まで人の幸せのために生きた賢治。
 自然と動物と人間を描き、生涯独身で信仰心が厚く、わずか37年の人生だった。 





同じカテゴリー(映画/TV/本)の記事画像
気になるドラマ
北の国から☆黒板令子
サラメシ最終回
ガイアの夜明け
東京サラダボウル
たそがれビール
同じカテゴリー(映画/TV/本)の記事
 気になるドラマ (2025-03-30 09:21)
 再会アヤ・シマズさん (2025-03-28 09:21)
 北の国から☆黒板令子 (2025-03-17 20:41)
 ふてほど、って何?? (2025-03-17 09:51)
 サラメシ最終回 (2025-03-14 10:41)
 ガイアの夜明け (2025-03-09 21:41)

Posted by ロミママ at 20:54│Comments(4)映画/TV/本
この記事へのコメント
こんばんは
私は 虔十公園林が好きです。
泣けちゃいます。
Posted by Nikon at 2009年05月28日 23:07
☆ Nikon 様 ☆

コメントありがとうございます。

最初は決して読めないこの漢字。
「虔十」・・・これで「ケンジュウ」と読み、人の名前ですね。

私は、だいぶ大人になってから読みました。
夏になると、虔十の残した杉林の匂いが風に運ばれてくるようですね。
Posted by ロミママロミママ at 2009年05月29日 19:41
私も宮沢賢治の詩大好きです(^O^)/

特に、「アメニモマケズ」がすきで、学校のクラス皆でお年寄りの皆さんに暗記して発表したこともあります!!
Posted by まーちゃん at 2009年05月29日 19:43
☆ まーちゃんへ ☆

私は小学校の授業では
「よだかの星」と「セロ弾きのゴーシュ」を読みました。

「雨ニモマケズ」を全部暗記して、お年寄りに聞かせてあげたなんて
本当にいい経験をしたのね(^_-)-☆
Posted by ロミママロミママ at 2009年05月30日 12:32
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。