2009年06月21日

愛を読むひと

 6月19日(朗読の日)公開 の
 この作品を
 きのう見に行って来ました。

 よくある、
 年上の女性との「ひと夏の経験」を
 描いた作品かなと思いきや
 途中からじ~んとしてきました。

 1958年のドイツ。
 15歳のマイケルは、
 学校の帰りに具合が悪くなったところを
 ハンナに助けられ、
 まもなく二人は恋に落ちる。 
 ハンナは、ベッドの中でマイケルに
 本を読んでもらうことを楽しみにしていた。

 しかし、ハンナはある日忽然と姿を消してしまう。
 8年後、法科の学生になったマイケルは、思いがけない場所で
 ハンナと衝撃の再会をする。

 彼女は、ナチス戦犯として被告席にいたのだった。
 そして、マイケルだけが気づいた、必死に守ろうとしているハンナの秘密。


 あの「タイタニック」でローズ役を演じた
 ケイト・ウィンスレット の成熟した演技。 
 この作品で2008年度のアカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得しています。
 私はその間の作品を見ていないので、まるで別人のように思えました。

 マイケル役の デヴィッド・クロス
 素晴らしい女優を相手に、
 さわやかで、真っ直ぐで、少年の初々しさが光っていました。
 タバコの吸い方が下手なのも、face05かわいかった。

 中年になったマイケルに レイフ・ファインズ。 (ハリーポッターでおなじみ)
 マイケルは弁護士にはなっても人と打ち解けず、
 刑務所にいるハンナに当てて物語の朗読のテープを送り続け、
 彼女への無償の愛を貫こうとします。

  
 時代背景の重さ。
 マイケルとハンナの心の葛藤、愛と孤独、生きることの意味。
 ハンナが最終的に選んだ道。

 「あなたならどうしましたか?」  

 ・・・というハンナのことばに、私は何も答えることができませんでした。


      監督:スティーヴン・ダルドリー    
      原作:「朗読者」ベルンハルト・シュリンク


  


Posted by ロミママ at 09:58Comments(3)映画/TV/本